ラジコン複葉機の製作
280バルサキットに手を加え 400クラス スケール機ふうに仕立てます。
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RC飛行機 |
動力:ブラシレスモーター |
主材料:バルサ |
メーカー:Dumas Products |
スパン:889mm |
全備重量:500g |
初飛行はマダですが、すでに完成してます!
手抜き連続でしたが、思いのほか良い感じに仕上がりまして、現在、ディスプレーとして眺めを楽しんでいるところです。 |
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実際にこのキットを製作なされる方のご参考になればと思いまして、いつにも増して如何でもいい所まで細々と記させて戴いておりますが、ご了承ください。 |
《マーキングなど》
主翼の大きな機体番号やWACOのコーモリ?マークはCADで作った下地を普通紙へプリント、フィルムへ重ねて切り抜きました。型紙と最多フィルム4枚を一気に切り抜きましたが大丈夫でした。
カッティングマットの上へ ちょっとづつズラしてセロテープで留めて、新品刃のデザインナイフで切ります。その際、切り易い向きへカッティングマットごと回すと良いです。
ストライプの端を丸く処理するには、同じぐらいの幅のバルサ板の先端を丸くサンディングし瞬着で固め、テンプレ代わりにすると奇麗に切れます。
貼り付け方は、貼る場所へ霧吹きで水を吹き、そこへ置いて位置決めします。水気が無くなってくるとズラしづらくなりますので、その作用を利用して位置を仮固定します。
そして低温アイロンを上へ乗せるようにあてて糊付けしますが、横方向へスライドさせると位置がズレてしまうので注意が必要です。一気にではなく 何ヶ所かを固定してから水と空気を抜きつつ進めるという感じです。
すべてのフィルムを貼り終わったら、糊の汚れを拭き取ります。ファイルムや糊により違うと思いますが、このハイぺリオンは一般ラッカーシンナーで奇麗に拭き取れました。端切れでテストしてから行った方が無難です。
細かいマーキングなどは、同じくCADで作り、デカール化しました。
(参考:デカール作成ページ)
仕上げにその周辺サイズに合わせた窓を切り抜いた紙を宛がい、トップコート(水性アクリル)をスプレーして、部分的にカバーしました。アルコールにも侵されますので、最後の最後に行うのが無難です。 |
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キットにはもろもろのステッカーが付属しておりますが色が決まってしまいますので、実際にこのキットを製作なされる方のために自作の図形データを配布いたします。下項よりダウンロードしてください。データの取り扱い等につきましては、デカール用データのページを御一読ください。 |
《メインギアの製作》
翼支柱と同じ要領でステンレス線から作りました。前側Φ1.8mm、後側Φ1.6mm、衝撃吸収用V字Φ1.6mmです。内股にしてトーインを付け直進性を良くします。ズボンは、外側へキットのバルサ板を用い、前縁は3mmバルサ棒、内側はフィルムだけです。 |
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靴はキット付属のプラ製ですが、ホイルストッパーを内側へ接着します。瞬着してから多用途接着剤SUを盛り付けました。SUは固まるとゴム状になり弾力性があります。
胴体への装着ですが、これが悩んだ所でして、本来なら真っ先に決めておくべき箇所なのですが・・・ 当初、カーボン板(すでに設置済み)へホットメルト固着と想定してましたが気が乗らなくなり、エポキシで固着すれば手間いらず強度充分ですが、メンテ性0ですし・・・ そこで無い知恵を絞り出したのが、この方法です。
コの字(Cの字)のステンレス線をエポキシで固着し、ギアフレームを入れた後に肉厚シリコンチューブをコの字へ挿し込むという方法です。(文章では表現しきれませんので写真をご覧ください。)
強度的には充分だと思います。シリコンチューブのクッションも利きますし、超ハードランディングの際は、微妙に壊れ易い方が機体側の損傷が少なくて済む?とか適当な理屈を付け納得しました。 |
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ギアフレーム側はシリコンチューブで押さえ付けられているだけです。 仕上げにフィルムを貼り目隠ししました。 |
《テールギア》
前記しましたが、Φ0.8mmステンレス線でクッション効果を狙い、ラダーへの取付部はグラス布補強していますが、ラダー(動翼)と胴体側(垂直尾翼)との接合強度がヒンジだけでは不安です。そこで写真のように前後左右下からの衝撃をここで受け止めるようにしました。
リング側は胴体末端のバルサブロックへ差し込みエポキシで固着してあります。リング部は収縮チューブを被せました。ギア側はホットメルトの弾を輪切りにしたワッシャを多用途接着剤SUを盛って固定しています。金属同士が擦れるとノイズを発生するので一応考慮しました。カーボンも注意した方がいい?と思います。
垂直尾翼全体と胴体との接合部へは、ステンレス線を立てて補強しました。 |
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《エポキシ充填》
和辛子 練って如何するの!? 尾翼の取付部などの隙間へエポキシを充填して補強しますが、マスキングテープを貼って行うと手際良く奇麗に出来ます。その際、プラ用ラッカー系塗料を1滴混ぜるとご覧のように色を着けられますので、隙間から覗くバルサなどを目隠しすることが出来、一石二鳥です。 |
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多量に混ぜると硬化不良を起こしますが、少量なら大丈夫です。経年劣化も昔に作った機体を見るかぎり無さそうですし、何よりエポキシが黄ばんで汚らしくなる事が無い(見えない)です。 |
写真では肝心な所が同じ黄色なので見え辛いですが、逆にリンケージが良く見えますので記します。
φ0.8mm ステンレス線&ノイズレスチューブの一般的な物です。エンド処理にマイクロE/Zリンクを使っていますが、それが無くても外れない方向にステンレス線のテンションを掛けています。 |
《カウルとダミーエンジン》
このイボ?を切り取り貼り付ける工程がけっこう面倒でした。接着剤は色々試した結果、写真のりもちゃんが断トツでした。オレンジの良い匂いがするやつです。
基本的にはキットノーマル(カウルとエンジンが一体)を塗り分けただけです。おたまじゃくしはデカールです。 |
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ちょっと寂しかったので、プッシュロッドをφ0.8mm ステンレス線で追加したら グッと良くなりました。 |
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