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模型のご紹介
インクジェット・プリンターを使用した自作デカールの作成方法のご紹介! |
はじめに ここでご紹介する方法は、私の使い慣れた手持ちソフトを使った作成方法です。よって、もっと最適なソフトを使用すれば、効率よくデカールを作ることが出来ると思います。しかし、そう頻繁にデカールを作るわけではないので、新たに機材やソフトを購入するのもなんですので、有り合わせの物を使ってデカールを製作しております。 手間ひまは掛かりますが、かなり精度の良いデカールを作成することが可能ですので、ご参考いただければと思います。
先ず初めに図形CADの“AR_CAD”を使って、輪郭を入力します。元となる画像を取り込んで、それをトレースする方法、又は直接描く方法のどちらかで輪郭を入力します。いづれも曲線の入力は大変ですが、入力後の微調整が容易にできますので、根気強く修正すると綺麗にできます。
このとき気にするのは、線の幅と色です。後々そのまま使う場合が多いので、出来上がりを想定した線幅と色で入力します。文字については、既存フォントがそのまま使えそうな場合は、この時点で入力してしまいます。 ≪自分の筆跡をフォント化することが出来ます!≫ |
“AR_CAD”は、滝越停車場のページでもご紹介しておりますが、無料ダウンロードで入手できるとても優れた2DCADです。 株式会社システムハウス福知山 さんからご提供いただけます。
また、ソフト販売サイトで有名なベクターからも無料でダウンロードできます。他にも便利なソフトが、無料や低価格で入手できますので、頻繁に利用しています。
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各々の輪郭を入力したら 印刷用紙のサイズを適宜きめて、スペースを節約しつつ配置します。スペースに余裕があるときは、デカール用紙が勿体ないので、予備用も作っておきます。
透明デカールと白地デカールは、別々に印刷することになりますので、別個のデータファイルにします。
《アルプス電気のマイクロドライ・プリンター(現在、メーカー直販のみで販売されております。)は、白色印刷ができますが、他の一般プリンターはできませんので、デカール用紙は透明と白地のものを適宜使い分ける必要があります。》
そして、PDF形式でデータ出力します。(JPEG形式ですとエッジが不鮮明になります。)
次に“フォトショップ”を起動し、先のPDFデータを開きます。マウスでアイコンを引っぱり画面上で放すと展開容量を聞いてきますので、1000pixぐらいで取り込みます。(PCのスペックに依存しますが、あまり大容量ですと処理不能になりますので、その場合は展開容量を下げて再トライします。)
そして、ベタ塗りの色を入れるわけですが、ラインで囲まれた中を塗り潰す操作は、とても簡単です。
(詳しくは、各ソフトに依存しますので割愛します。)
この段階で問題になるのが、色合です。どうしてもモニターで見た色と印刷された色とが相違します。
データは、色番号で認識されていますので、基本的にはモニターとプリンターの色がおかしいということになるのですが、なかなかマニュアルで調整するのは大変です。よって、普通紙へテスト印刷をおこないながら色を選定することになります。
《データ色とモニター表示色とプリンター色をマッチングさせるキャリブレーションシステムというものがあります。写真の趣味もありますので、欲しいところですが・・・》
これでデータは完成です。最後に全体を通したデータ形式の流れを下記いたします。
【 SGD(元画像をトレースもしくは直接入力) → PDF → PSD → 印刷 】となります。
次は印刷です。
まず使用するデカール専用紙ですが、以前は“タトゥーシール”を代用しておりましたが、
K-TRADINGデカールショップの製品をF-4のK氏に教えていただきましたので、今回はじめて使ってみました。結果、これ凄く良いです。以前の代用品は厚みがけっこうあったのですが、これは、すごく薄くて通常のデカールと同じような感じです。 《用紙のみであれば、送料も安く済みます。にじみ防止用スプレーは、画材屋さんでも購入できます。》
この専用紙はA4サイズですので、今回はA5サイズに2つに切りました。そして、にじみ防止用スプレーを吹き付けてから印刷します。スプレーは印刷直前で大丈夫なようです。印刷後はできるだけ乾燥時間をとった後、クリアーを吹きます。表面を保護する目的です。説明書には、薄く吹くよう指示がありましたので、砂吹き程度にしましたら、水に浸した際に絵柄が溶け流れてしまいました。クリアーは、ある程度しっかり吹いた方が無難です。
そして適宜切り取り、一般デカールと同じ要領で貼り付け、よく乾燥させます。そして仕上げにクリアーを吹き完成です。 |
追記
デカール専用紙へ にじみ防止用スプレーを吹く前に用紙を脱脂します。その際、アルコールを使用しましたら 用紙表面がボロボロになりました。説明書通り、シンナー(クレオスのラッカー系)であれば大丈夫でした。インクの付着性が良いことから推測するに
水性の溶剤には弱い?かと思います。
白地デカールは、絵柄ぎりぎりでカットしますので、水に浸けた際、エッジのインクが流れとれます。想定してましたが、そのまま貼りました。(手抜き) カットしてからクリアーを吹けば、防げるかも?です。 |
次回もしくは次々回のF/A-18更新の際、今回作成したデカール用データをダウンロード戴けるようにいたそうかと考えております。データ形式は、最終データPSD形式は巨大ですので、その手前の
SGD とPDF の予定です。 ⇒ デカール用データ ダウンロードのページへ |
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