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模型のご紹介
HOナロー鉄道模型レイアウト
木曽森林鉄道 滝越停車場ストラクチャーをご紹介いたしております。
木曽森林鉄道 王滝本線 |
1/87 HOスケール |
自作 |
この模型は、旧木曽森林鉄道 王滝本線の停車場の一つ“滝越停車場”を1:87にスケールダウンし制作したものです。模型化するにあたり多少のアレンジを加えております。
木曽森林鉄道は、廃線後30年が経過しておりますが、この建物は今も現存しておりますので参考資料等は比較的容易に入手できました。
残念なことに滝越停車場の建物は、取り壊されたようです。
もう一度、実物を見ておきたかったですが… 軽便鉄道のなごり また一つ消えいくということです。 |
《製作工程》
一先ず簡単に記しますがこのような工程になります。
作図 ⇒ ケント紙へ印刷 ⇒ 各壁面ごとに切出し ⇒ 木材の接着
別途、窓を作る ⇒ 全体組立て
《寸法の割出し》
日本家屋は、一間(六尺)が1820mmとおおよそ決まっておりますので参考写真などから寸法を割出すのが容易です。また、その地方や大工によっても各部の寸法が違うようですのであまり細かく気にすることもないかと思います。1:87換算にしますと一間が約20.9mmになります。模型化するにあたり一間を20mmもしくは22mmとすると作業が容易になります。
《CADによる図面化》
使い慣れない方は敬遠なされる方も多いのではと思いますが、いちど使い慣れてしまうともうこれ無しでは不便で仕方ないということになります。特に建物の図面などは、コピーして使える部分が多くありますし、ちょっとした移動や各部分を切り離して別図面にしたりなど意図も簡単にできますので是非おすすめ致します。
こんなに優れたCADソフトをなんと無料でご提供いただけるなんてとてもありがたいことです! AR_CAD 私も愛用させていただいております。
是非 皆様も! |
株式会社システムハウス福知山 |
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《製作性を考慮して図面を分割する》
全体図面がほぼ完成しましたらA4サイズのケント紙へ印刷することを考慮しつつ図面を分割します。その際、全体図面に表されていない段差の部分の壁面も追加します。また、付属パーツの図面も加えるとケント紙が節約できます。
《ケント紙をカットする》
組立てを想定しつつケント紙をカットします。その際、できるだけ正確にカットすると後々の作業が楽で正確な模型ができますので、カッターの刃を頻繁に交換しつつカットするとよいでしょう。
もったいないとは思いますが“カッターの刃は湯水のごとく使う!”は模型制作の鉄則です。
模型を作るうえでカッターの切れ味がその出来上がりを大きく左右することは、決してオーバーな話ではないと思います。多くの模型ファンから絶大な支持を得るカッターといえば“OLFA”です。
特に“黒刃”のキレを一度体験すると他は使えません! |
OLFAカッター |
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《窓を作る》
全体図面から窓部分のみの図面を作り OHPシートへ印刷します。この際、木目調の色つき印刷にすると後にはみ出た個所が目立たなくてよいでしょう。
このOHPシートへ檜材やバスウッドを貼りますが、その前に木材に色づけを行います。今回は、うすめた墨汁をつかいましたが、一度の作業で染めた方が色のバラつきが少ないですので、必要と思われる木材を多めに染めておくと良いでしょう。OHPシートは、木材を貼った後に切りぬいた方が作業性が良いでしょう。窓の外枠から順に内側へ貼り進めるとやり易いと思います。予め材料を切り揃えておくと作業性が良いですが、コンマ数ミリの誤差でキツかったり緩かったりしますので作業を進めつつ程良い長さをつかむことになります。少しキツめでキュッとはまるぐらいが丁度よいです。とても根気のいる作業ですがその分、出来上がりの見栄えは違いますので是非がんばってみてください。
この作業に最適な接着剤は、“超多用途接着剤”です。
字のごとくその用途はとても多く接着力も強いです。また、発泡スチロールも溶かしませんのでジオラマ制作にももってこいです。大きいチューブ入りもあります。 |
超多用途接着剤 |
超多用途接着剤(大) |
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プロジェクター用に印刷するための透明のシートです。インクジェット用のものとそうでないものがありますのでご注意ください。 |
OHPシート |
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