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木曽森林鉄道 滝越停車場の作り方をご紹介いたしております。
木曽森林鉄道 王滝本線 |
1/87 HOスケール |
自作 |
《ケント紙へ窓と材料を貼る》
はじめに完成した窓を貼りますがケント紙側は貼代を残して窓部分を切りぬいておきます。OHPシートの接着は前記同様に多用途接着剤を使います。所定の位置へ窓を接着した後、下見板を貼っていきます。ここではゼリー状瞬間接着剤が使い易く作業スピードも速まります。また水分にも強いので後の色染めの際にも安心です。
今回の下見板は、0.5mm厚のバルサ材を3mm幅に切り揃え、重ね部分を0.5mmとしました。下見板の切り出しは“バルサストリッパー”を使うと意図も簡単にできます。
ケント紙の端部から下見板をはみ出した状態で貼った後にケント紙にそってカットすると奇麗に仕上がります。
《壁面の反り補正と補強》
完成した各壁面の裏側へ2〜3mm厚のバルサ材を貼ります。反りの補正と補強のためです。ここでも“バルサストリッパー”を使いほどよい幅のバルサ棒を切り出し使用します。この段階では、組立てを考慮して邪魔にならないように補強材を入れることが大切です。場合によっては壁面を組み合わせた後に補強材を入れる作業段取の方が良いこともあります。
《壁面の組立て》
完成した各壁面を組み合わせて接着します。直角を確かめながら進めますが、はじめはケント紙部分の接着だけでそれなりの強度が保てますし修正も利きますので、ゼリー状瞬着で組み立てていきます。この際に注意する点は、ケント紙の厚み分を考慮することです。コンマ数ミリの厚さですが後々大きく狂ってしまうことを避けるためにも必要です。接合L字部のどちら側を前面にするかを全体を通して決めるだけですので是非おこなってください。
全体が組み立ったら歪みを補正しつつ四隅へ三角材を接着して強度を出します。また、壁と壁の接合部へ木工用ボンドを流し補強します。“タイトボンド”を使うとより確実に強度を得られますので是非ためしてみてください。
《屋根の製作》
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今回は、屋根もケント紙で作りました。縦材やトタン目を予め印刷しておくと作業性が良いです。縦材が入る屋根はケント紙を2枚重ねで厚みを出して、縦材には“プラストラクト”を使用しました。
トタン目は、四角く切り出したケント紙を印刷に合わせて貼り詰めていきます。
いずれにしましても屋根部は広面積のケント紙のみになりますので、反り防止策はより必要になります。裏面へのバルサ材の補強をより強固に施します。それでも塗装の際に反りが生じますので表裏面の塗装を交互に行い相殺させるなどの工夫が必要です。 |
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《塗装》
壁面はうすめた墨汁を塗り重ねました。何度か塗り重ねることで目的の濃さになるように染めるという感じで進めます。接着剤の付着などで色が染まらない個所は極薄の油性塗料を部分的に使用します。
屋根は油性プラカラーを使用しました。表面はオレンジ系、裏面は茶系をエアブラシで塗り重ねましたが、表裏交互に塗ることで反りを防ぎます。最後に筆洗いに使用した油性シンナーで全体にウォシングして仕上げます。
《煙突》
市販品もありますが、今回はΦ1.1mm精密真鋳パイプを半田付けして作りました。
《停車場名看板》
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なさってください!
スケールサイズ
7mm x 4.75mm
です。 |
ネットで探した写真を参考に元データを作成し普通紙へプリントしたものをプラ板へ貼った後にカットします。元データはなるべく近いフォントを使い、板サイズの枠線も印刷した方がカット作業が楽に行えます。檜材で枠を作り名板と接着した後に白色で塗装します。手塗りの方が良い感じになります。仕上げに軽くウォシングして完成です。 |
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タイトボンド |
スクラッチビルダー、キットビルダーに絶対的な支持を受けてきた木工用接着剤です。 |
プラストラクト |
このカタログの中身を見ているだけでわくわくします! あればいいなぁーと思う材料がいっぱい! |
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