RC複葉機の製作
280クラスから400クラスへ改造 RC飛行機キット製作記事
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RC飛行機 |
動力:ブラシレスモーター |
主材料:バルサ |
メーカー:Dumas Products |
スパン:889mm |
全備重量:500g |
RCエアワールドにWACOの記事が掲載されていますが、あちらは 独 Flugmodellbau Barth社 製 1/4バルサキット(参考サイト)で素晴らしい出来でして、それに対して私のこの機体は なんちゃってスケールなので、あまりご期待いただくとF18のように墜落!じゃんじゃんという事になりますので、お気軽版の参考機という感じでご観覧ください。 |
《胴体のカーボン補強》
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この写真は、機首部を裏から見た状態です。黒く見えるのがスパー用カーボン板5mm幅で補強している箇所です。跨がしている2本はギアの受け部、両サイドに長く入れてあるのが支柱受けの補強とコックピットハッチを大きく切った部分の補強と機首全体の補強を担っています。
瞬着した後、重要部はエポキシ+マイクロバルーンを盛って、フレームと一体化させてます。最終的にはメインギア受け部と直交する向きに機首先端から主翼前縁付近まで更にカーボン板を追加しました。 |
《主翼の製作》
先ず翼端のR部を製作しました。1/8 x 1/16 inch のバルサ材を曲げつつ2枚重ねで曲線を出す工法です。檜材でも同様に作れ、強度も有り
さらに曲げ易いですが、後のサンディングなど細工が大変そうなので、キット指示通りバルサで作りました。
t3mmスチレン板で型を作ります。図面の下へ カーボン紙(宅配の宛名紙)を敷いて、なぞり 転写します。そして切り抜いた後、瞬着で溶けないよう
ラップを被せます。型など簡易冶具を作るのは面倒ですが、後の作業が楽で仕上がりも綺麗で正確にできるのでお勧めです。急がば廻れということですねぇ
バルサ材を柔くする方法は色々試しておりますが、水かお湯に暫らく浸けるだけが良いように思えます。そして、一本づつ型へ宛てて曲癖をつけます。次に半乾の状態で2枚重ねて、型の一端へテープで留め、もう一端へ向かって序々に曲げて行き、末端を指で押さえた状態で瞬着剤を流します。型から外すと曲が少し戻りますが支障ないです。
短気でない人は、瞬着する前に型に宛てた状態で一晩寝かせた方が良いと思います。 |
ラップは熱すると収縮します。 |
ここまで曲がりが戻ってしまいます。 |
エルロンを切る前 |
主翼全体も400クラスを想定して、強度を上げます。檜材への換装やカーボン材での補強などを施します。後から補強材を追加しやすい構造なので助かりました。全体を組んでから
カーボンスパーを追加できますので、上半角の接合部の補強もばっちりです。
しかし、やり過ぎると重量オーバーになります。複葉機なので、2枚の翼を組合わせることによる剛性UPが望めますので、そこそこの補強で大丈夫だと判断しました。
エルロン部の加工ですが、位置サイズはそれを見越して、すでに図面に記載されています。先ず、翼全体を作り、その後 カットする手順にしました。エルロン自体は実機同様にスジスジが目立つように端材バルサを使ってリブを増やしました。本来はこの倍ぐらいリブを入れた方が実機に即しますが、手抜きです。 |
5mmカーボン スパー |
翼端はテーパーがかかるので 隙間が広がってしまう。 |
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エルロン用サーボは、下主翼の両側裏へ積みます。翼側へ窓とハッチ受けを設け、サーボ自体はハッチ側へホットメルトで固定する構想です。ハッチは塩ビ板とスチレン板の合板を作り、四隅をネジ止めする予定です。 |
ストローは、サーボのリード線を通すためです。コネクターからピンを抜いて通します。 |
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リンケージホーンは、ふつうフィルムを貼った後に接着するのが一般的ですが、今回は上下エルロン連結用のホーンを斜めに接着するので、作業性や補強のし易さから先に接着しました。 |
すでにフィルムを貼りましたが、さほど支障なく綺麗に貼れました。 |
《下主翼と胴体の接合》
前縁部は段差組込みとカーボン棒によるダウエル、後縁部(翼中央より少し後ろ)はポリねじと胴体側は金属ナット(エポキシで固定)でネジ止めするように改造しました。 |
翼を写真左方向へスライド |
嵌め込んだ状態 |
どうせ一度 組み立てて、張線を張ってしまえば、墜落でもしない限り ばらすこともないので、ここまでする必要もないのですが、ついつい・・・ |
《尾翼の製作》
外周の曲面が崩れないようにするため、全体を組んだ後に動翼部を切り離す手順にしました。瞬着されるとマズい箇所は材料にセロテープを貼っておきます。 カーボン材を組み込んでキット通りに作り、後に筋交を追加しました。特にラダーには尾輪が付きますので、グラス布で補強してあります。ヒンジも多めにする予定です。 |
水平尾翼(動翼部カーボン板通し)
切り離す前の状態 この後、筋交を追加 |
尾輪部
φ0.8ステン線 グラス布補強 (溝はホーン用) |
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