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模型のご紹介




DCCサウンドデコーダー搭載!
やまばと号 客車
鉄道模型 車輌 1:87 HOeナロー 9mmゲージ メーカー:モデルワーゲン
真鍮製キット組立 DCCサウンドデコーダー : DSD -090LC Goose/Raiibas(サウンド・トラックス社製)

ナロー 客車
デコーダー未搭載車輌

サウンドデコーダー搭載
デコーダー搭載車輌(右側のピラー内側にリード線が少し見えますが、上手く処理すれば、ほとんど見えなくすることが出来ます。)
集電ブラシ前段の作業が無駄になりましたが、思いなおして新たな絶縁体を探します。ジャンク箱の中にt1mmのベーク板がありましたので、加工してみると行けそうです。厚みが問題ですが、部分的にヤスって薄くすることで、強度共に問題なさそうです。

再再テストをしてみると、絶縁は当然完璧ですが、やはり集電がいま一つです。結局、集電ブラシをt0.1mm真鋳板から作り、ネジ止め部へ挟み 固定するようにしました。 これで集電もほぼ完璧です。軸受+真鋳線+ブラシ の3重式です。
ベーク板 仮組み

ただ、その分、車輪の回転を妨げますので、やまばと号の完成連結状態を DL-客車-客車-小型貨車 と想定しており、さらにサウンドデコーダー + スピーカーですので、6Vタイプ小型モーターで引くことを考えると心配ですが、とりあえず次へ進みます。

次は、DLに引かせてみて、集電状態をテストしてみます。 王滝村有DLは、まだ未着手ですので、76号機(6Vモーター、DCC)で引いてみることにします。その前にデコーダーの調整をしましたが、いきなり音が出なくなり 壊れたかと焦りましたが、CV値をきちんとbit換算しないで適当な値を入力設定したことが原因でした。熊田貿易さんに尋ねたり、サウンド・トラックス社の英語マニュアルを解読したりで、良い勉強になりました。

そして、2つの車輌の各デコーダーを同期させて、スイッチON! ドルゥルゥルゥー まるで76号機の小さなエンジンが始動したかのようです。 ゆっくりとスロットを上げ、ファーン♪とタイホンを鳴らし エンジン音も大きくなりスルスルと走りはじめます。 またまた感動!(部屋で一人、小さな模型を凝視しつつ目を耀かせているオヤジ・・・) 集電の状態も安定して良い感じです。
ミクロハンドソー
その他の改造箇所は、床板へ台車からのリード線を通す穴を追加、さらにスピーカー音を外へ出すための穴を追加、コネクタ用の切欠き追加(これは最終的に不要になりました。)、ボディー側板の内板へ切欠き追加(これは、スピーカーがぎりぎりのサイズですので、当たらないようにする為です。スピーカー自体も両サイドを軽くヤスりました。)

いずれもミクロハンドソーで切りましたが、何でもと言うと大げさですが、大概の物はこれで切れますので、たいへん重宝なノコです。

スピーカースピーカーは、ホットメルトで固定します。楊枝の先へ適量を取り ボテっと何箇所かへ付けます。ホットメルトは後々剥がすことが可能なので、配線の固定など もろもろ重宝します。

デコーダー付属の電解コンデンサをスピーカー線へ直列に繋ぐ仕様ですが、バイポーラ(無極性)でしたので、接続極性は気にせずに繋ぎます。

デコーダー本体は屋根内側へ両面テープ(ラジコンのサーボ固定用 スポンジが挟まったタイプ)で固定し、計4本の配線は、2本づつ 前両側ピラーの内側へ固定して、目立たないように下方向へ這わせます。
真鍮パイプコネクト面リード線 向き
床側の配線との接続は、簡易コネクターを自作してみました。t0.4mm 航空ベニヤを加工して、2mm間隔に4つ穴を明け、Φ1.1mmの真鍮パイプを仮瞬着し、リード線を半田付けした後、エポキシを盛って固めます。この際、リード線の方向を考慮しておくと後の配線がきれいに収まります。

この真鍮パイプは、“Cパイプ”という商品名で、No.1とNo.2を使うと、外径と内径のサイズが程よく キツからず緩からず嵌りますので、コネクターに代用できます。

画像はメス側ですが、相手オス側は各リード線へ個別に半田付けして、接続の際はピンセットで一ヶ所づつ押し込みます。

当初、コネクターを客室側へ固定し、床板に作った切り欠き窓から抜差しする構想でしたが、その分、配線に余分な長さが必要になりますので、この方法は断念し、コネクターの余分を切り落とし極力小さくし、宙ぶらりんにすることにしました。

DCCサウンドデコーダーデコーダーから出るオレンジとグレーの線は、モーター接続線ですが、プログラム書込みの際にモーターかダミー抵抗を繋げないと書き込めませんので、メスの単独コネクターにしてあります。未使用時はショートしないように被覆しておきます。

その他の改造箇所として、キットに付属する軸受がロストワックス部品へ ドリル穴というタイプのものですので、回転をより良くするために、ドリル穴を掘下げて、同モデルワーゲン製の木製台車に用いられているメタル製軸受部品を半田付けしてみました。(集電用車輪の箇所は、車輪の針部が太いので、ノーマル状態です。)

その他、この客車キットには、ロストワックスの座席と子供人形が付属しており、ぜひ使わないとと思いましたが、スピーカーが鎮座しておりますので、はて如何しよう? そこで、座席の下半分を切除して、t0.4mm航空ベニヤへ接着した後、スピーカーへ接着しました。高さも丁度です。そして人形も配置位置を工夫することで搭載できました。
ロストワックス 人形

さぁー次は、王滝村有DLです! 完成しだい掲載いたしますので、乞ご期待ください。

公開が待てません!
76号機が引く やまばと客車 DLサウンド動画を少しだけですが、ご覧ください!
2つのデコーダーのシンクロ調整がけっこう微妙でして、仮の76号DLですので、止まった状態ですが、ご了承ください。
DCCサウンド .wmv 340kb動画

《塗装について》
雰囲気は、日焼け劣化して白っちゃけた感じを狙ってみました。 塗料は、Mr.(ラッカー系)の323ライトブルーと329イエローです。 正直なところライトブルーは失敗でした。もう少しブルーが強い感じを望んだのですが・・・ スカイブルーとライトブルーの中間位が欲しいところでしたが、スカイブルーで ウォッシングの白を強めにするのが無難なところだったかと後悔しています。イエロー は、かなり納得の色だと思っています。

テープによるマスキングは、段差部の密着に不安がありましたので、テープを貼った後、クリアを吹いて目留めしました。結果、滲みや回り込みも無く奇麗に分色できました。 マスキングテープのエッジは、そのままでは、ゴミが付着したり、ガタガタ状になっていたりで荒れていますので、必ず切れ味の良いカッターでカットしてから使用することをお勧めします。

屋根については、仕上げの艶消しクリアを砂吹きにしてみました。砂吹きとは、ご存知の方も多いかと思いますが、模型の塗面とエアブラシの間隔を通常より離しぎみにすることで、塗料が模型塗面へ付着する前に半乾き状態になり、大げさに言うと粒状で模型塗面へ付着します。(本来の砂吹きは、デカールや下地の塗膜を溶剤で侵さない為、又はマスキングの滲み防止などの初塗りに用います。)

ここでは、ザラザラの質感を得る目的でおこなってみました。結果として良い感じが出させたと思います。小型貨車の屋根と比べてみるとその違いが分かりますが、同じ艶消しでもツルツルの質感とは違います。 ただし、ウォッシングの付着がより良くなりますので、ご覧のように白過ぎに成ってしまいました。これはエナメル塗料ですので、溶剤で拭えば落とせますので修正することにします。






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