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模型のご紹介
照れくさくて素直に表現できないのが日本男児! 何気なくリビングのテーブルへ置いておくのは如何でしょう!? あくまで新作のジオラマとして・・・ なぜ牛なの?と聞かれたら
日本だからとか適当にごまかします。(トナカイは値段が高いし、木曽には居ない)
クリスマスが終わった後の牛の行き先は、言うまでもないですね! ・・・とまぁ〜こんな作戦は如何でしょう!? |
・・・ということで、なるべく簡単に作ろうと出来合いの物を使い、その他の材料は、捨てられずにとってある端材を使いました。 製作時間は、飛行機作りと並行して2日間 正味1日ぐらいでした。
まず出来上がりの状態を頭の中に描きつつ、ケースを選択しました。シャープなイメージを得るには、角ばったアクリルケースが良いのですが、今回は、ほんのりイメージですので、Rのついたガラス容器にしてみました。その際、重要なのが蓋の構造が如何なっているかです。どのように細工するかを考えつつ、ケース選びをします。
ケースのサイズに合わせてベース板をスチレン板t5mm、同じくt3mmで背景を貼る板を切り出します。蓋の上へ スチレン板を乗せるとその下に程よいスペースが得られ、構想通りです。
次に牛舎を作ります。まず、だいたいのサイズを決めますが、尺寸をざっくり 1/87ミリ寸に換算し、1間=20mmとして割出しますが、簡易的なジオラマですので違和感のない程度に都合に合わせて決めました。ちょっと屋根が高いようですが、牛が良く観えるので良しとしました。
土台をt2mmバルサ板で切り出し、Φ3mmバルサ丸棒で柱を建てます。あとは梁など諸々すべてゼリー状瞬着で組立てます。屋根は、取り外し式にして、プラ波板とバルサ棒の枠です。プラ波板は、実際に即して20mmX10mmを重ね貼りしましたが、雪を載せたのであまり意味無い結果になりました。
街灯の柱は、ティンバーの余りΦ3mmを割って、エナメル線を通す溝を掘ります。電灯は1608LEDで、DL用に作った失敗作を使いました。笠はt0.1mmアルミ板です。
背景は、テスト印刷した不要写真の中から選びました。ちなみに富士の鳴沢の紅葉台から撮った南アルプスで、左から 間ノ岳、北岳、甲斐駒だと思います。違っていたら済みません。
さて今回の細工の目玉ですが、光ファイバー(ナイロン製)を用いた星空の表現です。スチレン板へ両面テープで写真を貼り、ほどよい位置へ針で穴を開けますが、ファイバーがΦ0.25mmですので、針を突き通すと穴が大きすぎますので、裏側から刺し、針の先端が出たところで止めます。
ファイバーは、予め程よい長さに切っておくと作業性が良いです。切れ味の良いカッターで切断面を奇麗にカットします。そして写真面と面位置になるように挿入して、裏側をエポキシで固めます。
そして、LEDをあてる向きを考慮し束ね、エポキシで固めます。よく固まった後 カットしますが、カッターの刃先をライターの火で炙り熱いうちに切ります。するとスッと切断面が奇麗に切れます。LEDを熱収縮チューブで被い 先端へファイバーの束を挿入します。とくに接着する必要はないです。
LEDは、普通に接続するだけで7色に変色するタイプを用いました。このようなLEDは、光り方のバリエーションが何種かあります。また今回は1個づかいですので、星の光全体が一緒に変化しますが、2〜3個使えばバラバラに光りますので更に楽しいかと思います。
配線は、変色LEDも白色LEDも共に3.6VでOKですので、いたって簡単です。定電流ダイオードを使う必要はないです。(ただし、3.6V以上の電源を用いる場合は必要です。) LEDのカソードをGNDへ向けて、2個のLEDを並列にして、電池接続用コネクタと間に電源スイッチという具合です。
電源は、リチウムイオンを使いました。過去にラジコン飛行機に搭載したものですが、携帯電話のバッテリーです。(携帯電話を改造して、充電できるようにしていますが、危険ですので行う際は、個人の責任でお願いします。更に付け加えますが、昨今の携帯電話は、リチウムポリマー電池ですので、絶対に改造しないで下さい。発火します。)
LEDは、電流容量をあまり必要としませんので、使いきりボタン電池でも良いかと思います。
全体が組み上がったら雪を降らせます。石膏+雪スプレーと考えていましたが、石膏だけで充分でした。一般造形用を使いましたので、30分ほどで硬化しますので、手早く作業します。作業を2回に分けて、1回目に盛る箇所を作り、2回目に全体へ塗布するのが良いです。
逆にすると盛った箇所が目立ってしまいます。吹だまり、ちょこんと乗った雪などを表現すると雰囲気が出ます。
牛舎の土の部分を着色してから全体を組立てます。屋根、全体と蓋との固定はメンテ性を考えて、両面テープでの固定です。余配線や電源スイッチは、ホットメルトで固定しました。牛、サンタ、プレゼント袋、ミニカーは、ゼリー瞬着ちょん付けです。
さぁー完成です。明るい場所で点灯してもそれなりに見えます。暗くしてみるとこんな感じです。
良い意味で想定外でしたが、ケース容器のR部分で光が屈折して奇麗です。
手抜きの連続でしたが、思いのほか良い出来で自己満足しています。
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LEDと光ファイバーは、こちらのお店でご購入いただけます。スイッチなど電子部品各種あります。 |
共立エレショップ |
光ファイバーは、Yahoo!ショップでもご購入いただけます。ただし、Φ0.25mmは無いようです。アクリルケース各種ございます。 |
アクリ屋ドットコム |
コブラは、こちらで購入しました。かなり精巧にできてますし、価格からしても満足してます。1/87他の車種もございます。 |
livedoorデパート |
耐熱ガラスケースは、無印良品で購入しました。同種で何タイプかあります。私は頻繁に利用しますが、その都度、パーツ用ケース、トレー、靴下や下着など序で買いしてしまいます。 |
949円(税込) |
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LED電飾を使った工作について、詳しい製作手順を図示しながら解説 |
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クラブ用にもってこい! |
精密鉄道模型
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3,980円 |
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