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RC複葉機

タイガーモス ならぬ ジプシーモス


ジプシーモス 1 ジプシーモス 2 ジプシーモス 3 ジプシーモス 写真



Gypsy Moth
RC飛行機 動力:ブラシレスモーター 主材料:バルサ
メーカー:自作 スパン:916mm (約1/10スケール) 全備重量:?g


エアロンカは保留にして、やはり複葉機を作ろうと思います。
タイガーモス ならぬ ジプシーモス図面へそ曲がりな私としては、世に五萬と在るタイガーモスではなく、ジプシーモスに引かれるのです。 タイガーの前段の機種ですが、見た目の大きな違いは支柱と主翼後退角です。

タイガーは重心を合わせる苦肉の策として後退角を付けたらしいですが、直線翼を安易に斜めにしたのでしょうか?直進方向に対してリブが斜めになっています。

作ることを思えばジプシーは上半角だけなので楽!それに上下翼はほぼ同じ! Ni11D7に比べて製作が格段に楽そうです。

日本で言えば 赤とんぼ的機体なので、飛ばすのも楽かな〜?

昆虫も好きなので調べてみました。
英名:タイガーモス(和名:火取蛾) 英名:ジプシーモス(和名:舞々蛾)
英名だと格好よく感じるのは日本人だから?しかし和名はシブイ・・・ 間違っても新型機にこんな名前は付けませんね〜だとしたら英名はやはり格好いいイメージを受ける名前なのでしょうか!?

ぐだぐだ言ってないでサッサと作れ〜!

翼型テンプレートを作りました! 作り方はこのあたり
翼型テンプレート
あらためて見てギョッ!
たった一本で軽いタバコの1箱分
吸いすぎに注意!のレベルではないです〜


材料を仕入れました!
模型用材料
カーボン類はメーター買いが割安なので、ベランカさんから仕入れます。 サーボは、JRのバルク品が安いので買ってみました。今回、トリッキーなリンケージを考えているので、トルク1.3kg/cmのNES371です。
車輪って買うと高いんですよね〜 自作すればタダみたいに作れるのですが・・・
なんやかんやで2万円強の出費・・・
1機分ではないにしても作る手間も考えるとARFは如何に安いか〜
まぁーお金には代えられない満足感があるわけで、作ること自体を楽しんでいるわけですから良いと思ってます!


側板の切出し 複葉機の側板
今回、翼の納まる箇所を翼型でない方式にしました。
ギア取付部が前縁より後ろへくるので、この方が接合精度を出し易いからです。何れにしても側板がすべての基準になるので、できるだけ正確に切出します。
何やら印刷した紙は、内貼カット用です。今回の側板はt2mm、内貼はt3mmです。

機首部の胴枠
複葉機の胴枠
正確に井桁に組んだあと、さらに間に材料を入れると強固で軽い胴枠の完成です。
ベニヤの胴枠はt1mmベニヤ2枚でt2mmバルサをサンドイッチしたものです。ギアを挿入し接着するので、バルサ部は台形の溝状にしてあります。参照
小丸穴へは糸引きリンケージのガイドとしてPPパイプを挿入接着します。大丸穴は配線用です。

機首部の組立
機首部の組立 内貼
片方の側板へ胴枠を接着します。タイトボンドの点着けで位置と直角を決めてから瞬着します。タイトボンドは仮固定に勝手が良く、製作全体で活躍します。 もう片方の側板を接着し正確な箱状にします。内貼は後から接着した方が作業性が良いです。ここでもタイトボンドを中央付近へ塗り、位置決めしてサイドから瞬着剤を流します。

支柱取付部
複葉機の支柱
支柱はΦ3mmカーボンパイプです。きっちり納まるよう内貼を接着、このあとフタもして角穴状にしておきます。この時点で支柱は接着しません。フィルムを貼った後にエポキシを塗って挿入接着します。
リブ切り
翼型リブ
重ねてサンディングする方法もありますが、一枚づつ切る方が桁用ミゾを正確に作れるような気がします。ここが曖昧だと組立で苦労しますし強度も下がります。
全数をひとまず同型で切った後、エルロン部を切り離します。
エルロン側の桁材の幅分を切り捨てますので、図中1→2の順に二度切りします。

主翼の製作
先ず2本の桁へリブを立てます。垂直に注意しつつ図面に合うよう、そして定板へ密着していることを確認して瞬着します。図面へ被せたラップへも点接着します。バランス良くランダムに進め、すべてのリブを接着します。
桁用短材をタイトボンド点着けします。すべて嵌め込んだ後、鉄定規などを乗せて定板へ密着させ、桁の側面へ瞬着剤を流します。ここで翼の精度が決まります。

複葉機ならではの華奢な翼構造です。今回は特に桁と桁の間が広いので捩れ剛性が弱いです。しかし、翼間支柱が2本式なのと張線を施すので大丈夫でしょう!?
本音を言えば、めんどうくさがりな私にとって簡単に作れるこの構造がうってつけ!何せ前縁をサンディングする必要がないので助かります。 勿論この時代の複葉機のデンジャラス感も大好きなので両得です!

翼間支柱の受部 複葉機の支柱受部
まいど試行錯誤しているわけですが、正直、硬い航空ベニヤを複雑な形にカッターで切るのは時間と体力が要ります。
そこで今回はLアングル材を用いる方法にしてみました。よって翼側は至って簡単!

L材 L材は良いのを見つけました!ホームセンターでメーター80円! PET製なので粘りがありパキッと割れなく適材です。ペナペナですが引っぱり強度は充分です。
このような細かな加工は、ケント紙で作ったミリ幅のテンプレを使うと寸法取りが楽で個々同寸に仕上がります。

これを宛がい、平刃デザインナイフでグサッと切ると真直ぐ正確に切れます。
穴開けは、丸ヤスリでグリグリが作業性良いです。バリが出るのでカッターで削ぎ落とすと奇麗に仕上がります。
支柱はΦ2mmカーボンパイプへΦ0.9mmアルミ針金を通します。D7と同様の方法ですが、さらに細いです。

翼間支柱 テストの結果、引っぱり強度は予想以上あり充分だと推測しますが、PETとアルミ針金の接点でアルミが磨耗しないか?です。
ダメでも対処方法は幾らでもあるので大丈夫でしょう!?あとは実地テストあるのみ!
これで楽に作れて軽量化にも効果大!
楽したければ作るな!って言われそうですが、楽をしようとすると色々アイディアが出てくるので
めんどうくさがりの楽したがりは良いことだ!そう思ってます〜



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