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模型のご紹介
自作ラジコン飛行機 スチレンペーパー製 F/A-18ホーネットの製作工程を連載いたしております。
ラジコン飛行機 |
1:24スケール |
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メーカー:自作 |
動力:電動ダクテットファン |
主材料:スチレンペーパー |
前回からの続きですが、その前にダクトユニットを変更しましたので記します。 EDF55ノーマルで進めるつもりでしたが、AIR CRAFT で発売されたブラシレスモーターが良さそうなので、モーターのみ交換することにしました。EDF55を少し改造するだけで換装できます。ユニットへ装着した状態でのセット販売もされております。
推力は、300g ぐらい出るようですので、ほぼ全備重量と同じぐらいになるはずです。しかし、17Ah 食いますので、リポの容量を950mAhにしました。(enRoute
の方も検討しましたが、ユニット込みでのスペックは優れていますが、モーターのみEDF55へ装着する際、シャフト径や取付穴の相違などがあり 断念しました。)
いづれにしましても当初、ここまでの高パワーユニットを想定しておりませんでしたので、減量優先で作ってきました。よって、全体的に強度不足は確実です。このままでは、フラッターどころか胴体そのものが空中分解しそうです。
過去に何機かの小型機を自作した経験から、力を一極集中させずに分散させることで、強度不足をかなり補えることを知りました。しかし、それはあくまで機体が軽量なことや飛行速度が遅いから
勘だけを頼りに出来たことです。今回の機体の場合は、同様にすると危険だと思い、重量増加を押してでも余計に補強することにしました。
おおまかには、スチレン内側へ更に低粘度エポキシ+マイクロバルーンを塗布する処置で充分?な強度が得られましたが、只ひとつ水平尾翼の軸が細すぎですので、これから修繕する予定です。尾翼側へ挿すカーボンロッドをΦ2mmとして、そこへΦ3mm(内径Φ2mm)のカーボンパイプを繋ぎ、空回りしないような細工を施す予定です。
単純なエレベーター方式にしていますが、実機に即して 2°の下半角 を付けるため、軸穴をずらして開けています。それもあってΦ2mmより太くできない事情があります。しかし、上記の方法で実質Φ3mmの軸にすることが出来る予定です。あとは軸へ
アームを付け、リンケージします。
糸引きのエルロンリンケージは、曲がり角が多く、予想以上に動きが渋かったので、ワイヤー方式に切換えます。これもパワーアップしたことで、少々の重量増が許されるかと思い、
実施することにしました。
余談ですが、マイクロバルーンは、写真のような注油用の容器に入れると使いやすいです。
最近、発売されたマイクロバルーンは、あらかじめ そのような容器に入っていて、更に超微粒になったようです。
《翼の製作》
主翼や尾翼の製作方法を記しておりませんでした。実は写真を撮る前に貼り合わせてしまい 画像が無いのですが、いたって簡素です。 先ず t1mmのスチレンから翼の形を上下2枚切り出し、下面左右へ
バルサ&カーボンで作った翼型のリブ、そしてスパーを接着し、上面を被せるだけです。
スチレンをあらかじめ少しカーリングさせておくだけで、奇麗な翼型になります。強度もそれなりに出ます。 エルロン部は、切り離すことを想定し、あらかじめ別々にスパーを入れておき、完成後にカッターを挿し入れて分断します。
《垂直尾翼の取り付け》
スチレン板で簡易ジグを作り、角度25°にしましたが、開き過ぎだったようです。教本F/A‐18ホーネットには、25°と記されていますが、どうやら尾翼内側の角度だったようです。
尾翼センターで計測したので結果、尾翼のテーパー分 外へ開いてしまいました。尾翼頂点の間隔は、実機で3.54Mです。スケール値で20mm強広いことになってしまいました。確実に計測して置けば・・・
ガチガチに接着した後の祭りです。 |
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F/A-18 ホーネット |
とても参考になります! ふつうの写真集では見られない部分が数多く掲載されています。
さすがモデラー用に製版された本です。実機マニアの方にもよろこばれる内容です。 |
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